エンディング

間宮 太一
やった、やったぞ! 俺は、愛する春燕(チュンヤン)に、疑いの手が伸びるのを、見事に阻止したぞ!

胡 春燕
太一!

間宮 太一
春燕!

胡 春燕
ごめんなさい、太一。私、どうしても太一と一緒になりたくて、そのためには泰三さんが邪魔になってしまったの。だから、故郷から毒を取り寄せて、花茶に入れて殺そうと思ったの。

間宮 太一
ああ、分かってる、分かってるよ。お前のことは、これからも俺が守り抜いてやるから、もう安心してくれ。そうだ、お前のために指輪を用意しているんだ。さあ、薬指を出して……。

胡 春燕
太一、あなた誤解してる。私、犯人じゃないの。

間宮 太一
もういいんだ、春燕、お前が犯人でも俺はお前を一生、愛する……え? 犯人じゃ……ない??

ナレーション
太一さん。あなたは密かに交際していた春燕さんが、泰三殺しの犯人に違いないと思い込んでいただけだったようです。勘違いではありましたが、あなたの献身によって春燕さんが拘束されなかったことは間違いありません。
そして、春燕さん、あなたの元には様々な証拠がありましたが、見事、拘束の手から逃れることができました。その陰には、太一さんの協力があったことでしょう。真実の愛を確信したお2人は、泰三さんの喪に服した後、ご結婚され、幸せなご家族を築いていくことになります。

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