【公演紹介】殺意の特異点
Rabbithole公演作品をネタバレ無しで全力紹介!
お久しぶりです。
このシリーズを投稿するのは7ヵ月ぶりの店長あふろです。
![]()
本日ご紹介するのは、長きに渡り渋谷店を彩るこの名作。
『殺意の特異点』

《導入》
瀬戸内海に浮かぶ小さな島、文城(ふみき)島。
認知工学研究の第一人者、
宝生博士はこの島に研究所を設立した。それぞれの目的を抱えながら集まった7名。
この実験で、博士が得ようとしているものは何か。
混濁した記憶の中で、あなたは何を得るのか。
交差、すれ違う思惑、ここが、殺意の特異点。
ある実験が行われている研究所が舞台となる物語、ということで!
作品紹介も論文のフォーマットに沿って進めていきます!
『殺意の特異点』体験人口の増加を目標とした
内容に触れない範囲での作品紹介
あふろ永島 (兎穴研究室)
【背景】
現在、世の中には多くのマーダーミステリー作品が存在する。
このコンテンツはネタバレ厳禁のため、僅かな内容もプレイ前に入手することは困難である。
この特徴から、
プレイヤーが作品を選ぶ際に検討材料が少ないという社会問題を引き起こしている。
【目的】
本論文の目的は、2020年の夏にRabbitholeで公演を開始した、
『殺意の特異点』の素晴らしさをネタバレ無しで世に広めることとする。
オンリーワンな存在として輝く、マーダーミステリー界の特異点。
これを読んだ方が少しでも興味を持ち、参加を検討していただければ幸いである。
【手法】
SNS上に投稿されているプレイヤーの感想から、
登場回数の多い or 目に止まった単語をピックアップし、それらについて解説する。
【頻出単語解説】
(1)『文字数』
本作は他の作品と比べると文字数が少ない部類に入る。
直感的には 「文字数が多い」 = 「キャラクターの解像度が上がり没入感が増す」 と考えられるが、この作品は異なる。
体験者の感想を見るとむしろ、物語への高い没入感を評価する声が多いのだ。
これはすなわち、余分のない洗練された作品であることを意味する。
「この文字数でこれだけの体験感を!?」
という驚きは、この作品独自の凄さとして評価されている。
「文字数をどう減らすか」というのは
マーダーミステリーを制作する上でも向き合う課題であり、
本作は1つの答えを提示したと言える。
/*この記事の冗長さを見れば、文字を減らすことの難しさが分かるだろう。*/
(2)『情緒』
大まかに言い換えると、心の動きのこと。
ほとんどが「揺さぶられる」と続き、揺れの閾値を超えると涙が出てくるという。
実際に「泣いた😢」と投稿するプレイヤーも観測できた。
なぜ情緒が揺さぶられるのか、
この現象が起こる理由を(1)と関連付けて考察した。
余分な情報が無いことで自分だけのキャラクターが自然に構築される。
▼
演じていることを意識せずに行動・発言するだけで自然にドラマが創られていく。
▼
ドラマの中で感じた心の動きはキャラクターのものでありながら、
プレイヤーの内から自然に湧き出たものでもある。
▼
作中の悩みも決断も、物語であることを忘れたかのように自分事として体験することができる。
だから一層心が動き、『情緒』という言葉が出てくるのでは、と私は考えている。
(3)『綺麗』
綺麗・洗練された・美しいと評されることが多い。
何が、と言えばネタバレに抵触する可能性があるため、
真の綺麗さは実際にプレイして感じていただく必要がある。
今はこの開幕時の写真を見て綺麗さを感じてほしい。

物語を深く知れば知るほど、
ゲームマスターとして色んな物語を見れば見るほど、
その綺麗さに私の髪の毛もピンと伸びる思いだ。
/*このボケは綺麗ではない。*/
【結論】
これ執筆するにあたり時間をかけて改めて向き合ったが、
やはりこの物語は”良い“ということが分かった。
【課題】
これを読んだ皆様が遊びに来て初めて、意義のある論文だったと言える。
今後の課題として、投稿後の公演成立数の推移を観測していくべきである。
【謝辞】
本論文の作成にあたり、適切な助言を賜り、また丁寧に指導して下さったRabbithole関係者の皆様に感謝の意を表します。
そして、『殺意の特異点』を制作に携わられた方、これまでに体験された皆様にも心から感謝します。
最後までご精読いただき誠にありがとうございました。
【参考文献】
・別作品の紹介記事





